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発表会の意味とご質問についてお答えします!

2023年7月24日


生徒の皆様、暑中お見舞申し上げます。

毎日毎日暑いですが、子どもたちは元気にレッスンに来て、毎日教室内はピアノの音に溢れ気持ちよく過ごしております。

今週から配り始めた発表会のご案内「MusicPianoConcert2023」が皆様のお手元に届いている頃と存じます。

開催場所は例年とは違うホールとなり、ラゾーナ川崎プラザソルでクリスマスイブでの開催です🎄

すでに発表会に向け曲がスタートしているお子さん。

これから曲を決めるお子さん。

約5ヶ月後の発表会で弾くという目標に向け大きく動き出しました♪

 

ここからは、発表会は何故行うのか?

生徒のお母様の質問や疑問、そして出たくないと言うお子さまについて私の考えを書かせていいただきます。

 

よく耳にするのが「子供が出たがらない、無理に出させたら可哀想だから」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

もちろん、子供の気持ちに寄り添い、言葉を聞いてあげるのも大切だとも思います。そして親御さんは、お子さまを支え、緊張してしまったり、何かと準備もあるので意外と大変かもしれません。

それでも発表会を大切にしているのは「子どもにとって得られるメリットが多い」と考えるからです。

まずは、メリットを書き出したのでぜひ参考にしてください。

 

①ピアノに対する意欲が増す

発表会は、子どもが普段練習している曲よりもレベルの高い曲に挑戦することが多いです。練習はとっても大変ですが、難しい曲や憧れの曲が弾けるようになる喜び、達成感、そして譜独力のレベルも上がります。

また、発表会では楽譜を見ずに暗譜して弾くため、覚えるために努力をします。そのため、記憶力をつかさどる大脳にも大きく影響をします。

 

②大きな自信がつく!

自分の演奏を人に聞いてもらい沢山の拍手をもらうことで大きな自信となります。

たくさんの人に聞いてもらい、「間違えなかった」「一度も止まらなかった」「練習よりも上手に弾けた」「楽譜を見ないで弾けた」など、子どもにとって大きな自信になるのです。自己肯定感も高まることが期待できます。

 

③自分以外の演奏を聴くことでやる気アップ

お子さんと同じくらいの子の演奏を聞くことでライバル感が出てやる気が出ることが多いです。

同じ年齢の子が、どんな演奏をするのか、どんな曲を弾きこなしているのか。

または、上級生や先生の演奏を聞くことで、憧れたり目標になり、「自分も素敵に格好良く弾けるようになりたい!」と思うこともあります。

発表会は、子どもにとってメリットと言えるはずです。

 

⑤発表会のマナーを学べる

発表会に参加することで、普段はなかなか学べないマナーを知ることができます。大人にとっては当たり前のことかもしれませんが、

  • 演奏中は静かにする
  • 演奏中は立ったり会場から出てはいけない
  • 何かを食べながら聞いてはいけない
  • 演奏が終わったら拍手をする

などは、発表会などを経験しないとわからないことです。こういったマナーを子どものうちから学べるのは、メリットといえるはずです。

 

前編にあった「子供が発表会に出たくない」のご質問についてですが、

出たくないという気持ちを、出たい!や、出てみようかな。という気持ちに変えるのも親御さんの腕の見せ所ではないでしょうか。

上記の記載がご両親の教育方針にマッチするのであれば、お子様がマイナスに考えている気持ち、「恥ずかしい、怖い、緊張する、など」

これを、どのようにしてプラスに考え方を示しお子様に話していくのかだと思います。

「出演を嫌がる=可哀想」なのでしょうか?

私はそうは思いません。

なぜなら、辛い、苦しい、大変なこと、は自分から与えることができない今後の成長(人生)においての大きな経験と宝になるからです。

発表会が辛くて苦しいと言うわけではございません。

出たくないという気持ちは、お子さまにとって大きな壁を乗り越えるための経験なのです。

そこを、乗り越えさせず手を差し伸べることが優しさなのでしょうか。

「ライオンは子供を谷から突き落とす」 と言います。

「かわいい子供には旅をさせろ」 と言うことわざもあります。

このことが全てではないでしょうか。

 

うまく伝わると良いのですが^^;

文章では伝えづらいですが、決して「無理やり引っ張ってやらせる、頭ごなしで叱ってやらせる」とは全く違いますので、そこは勘違いしないでくださいね。

 

ふり〜だみゅ。音楽教室

代表 近藤 実枝

 

 

 

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